決意表明なぜ私は立候補するのか
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ヒューマンエコノミクス
「人間中心の経済」を実現する
8つの政策
わたしは、徹底的に「人」に着目して「人」を支え、すべての「人」の能力を最大限に引き出す経済をつくる。
誰もが存分に力を発揮することができ、ゆとりある暮らしを営み、人生における選択の自由がある。そんな社会であってこそ、全体が発展できる。
知識集約型産業が基軸となる経済システムが前提となったいま、人間の多様で多面的な能力の開発・育成が、持続可能な成長のための必須条件だ。
あわせて、社会保障・生活保障や社会制度、コミュニティのつながりを丹念に強化する「安心の立て直し」が、力強い経済の基盤である。
こうした視点から、わたしは、「人間中心の経済」に関連する8つの柱を設定して、政策の全体的な進捗を図る。これらの政策を実現することで“すべての国民が個人として尊重され、健康で文化的な生活を営むことができる社会”をつくる。
それこそが、新時代の日本の青写真だ。
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01
- 人の可能性を拓く投資
- 教育投資・研究開発
これからの日本において最も重要なイシューは、「人」の可能性に対する惜しみない投資だ。人口減少の中では、高い付加価値を持つ商品やサービスを生み出していかなければならない。日本の成長は、一人ひとりの可能性や能力を最大限に引き出す環境を、どれだけつくれるかにかかっている。
多様な教育の機会を幅広く開いていく。社会人の学び直しに対する支援を抜本的に拡充する。イノベーションのための基礎研究へ大胆に投資する。大学や研究機関における研究者個々の取り組みを手厚く支える。AIなどの先端技術開発や、芸術文化、世界で競争力を持つコンテンツ産業などで、人材育成に予算を重点配分する。- ・国公立大学の授業料を段階的に無償化し、私立大学生や専門学校生についても同程度の負担軽減を進める。
- ・学び直し休暇制度や公的職業訓練の拡充、リスキリングの徹底支援に加えて、成長分野への人材移動への支援などを含め、多様で柔軟な職業選択を支えるセーフティーネットを強化する。
- ・科研費を拡充して、大学の基礎研究にかかる助成や、民間を含む研究開発費を大幅に引き上げる。
- ・AI関連の競争力強化のため、利用促進やリスク対応、生成AI開発力強化などを重点支援する。
- ・文化予算を大幅拡大し、文化芸術の創造と伝承・保存機能を強化するとともに、映画・アニメ・エンターテイメントなどのコンテンツ産業を強化して世界に発信する。
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02
- 地域経済を活かす投資
- 地域経済・一次産業・エネルギー
「人間中心の経済」を支える基盤は、それぞれの地域だ。日本列島全域をフィールドに、水平的かつ分散型の自律的経済圏を創出する。
知識集約型産業の拠点となるパイロット事業を各地域で展開する。輸入額が年間30兆円規模にも及ぶエネルギーと食料の国内自給を飛躍的に高める。原子力エネルギーに依存しない社会を目指すとともに、気候危機対策の観点を含めGXを強力に推進して、省エネ・再エネへの大規模投資を進める。観光環境を変革して、観光立国の基盤を確かなものとする。- ・「自然エネルギー立国」を目指し、広域連係系統の強化や、住宅用太陽光発電設備と蓄電池の大幅導入をはじめとした省エネ・再エネに対する大規模投資を進めて、250万人規模の雇用創出と、年間50兆円の経済効果を実現する。
- ・農業者戸別所得補償制度をバージョンアップし、食料安全保障の確立に資する直接支払制度を構築する。
- ・観光人材の育成や、観光資源の高付加価値化・ブランド化など、観光環境の基盤をさらに強化する。
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03
- 国民所得の底上げ
- 雇用・賃金
手取り収入の伸び悩みが、国内需要を低迷させ、市場全体を縮こませている。賃金の低迷と雇用の不安定性こそが、経済低迷の最大要因だ。
賃上げ税政を含め既存政策をフル活用した上で、さらに、最低賃金や介護・保育・医療の現場の賃金など、政府が決定権を持つ分野を突破口として、幅広く持続的な賃上げを政府がけん引する。非正規雇用の処遇を引き上げるとともに、人手不足社会への対応という観点からも、雇用全体の正規化に道筋をつける。- ・公定価格の引き上げによって、保育・学童・介護・医療分野の職員給与を大幅に改善する。
- ・同一価値労働同一賃金や、非正規の処遇格差是正、雇用の正規化に向けた取り組みを強力に推進する。
- ・残業代の支払い厳格化や、長時間労働の是正など、働き方改革をさらに抜本的に強化して推進する。
- ・中小零細企業を中心とした公的支援を実施しつつ、最低賃金を当面少なくとも1,500円にまで段階的に引き上げる。
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05
- 個人の選択肢の拡大
- ジェンダー・多様性
特定の価値観や選択を押し付けられることなく、誰もが生きやすい社会をつくる。一人ひとりの可能性や、人生の選択を、可能な限り支える。それが、より多彩な成長の幅広い基盤にもなる。
選択的夫婦別姓については、もう結論は出ている。人生の選択肢を作ることは当然のことだ。同性パートナーが望めば結婚できるようにする。ジェンダー平等実現のために、あらゆる政策分野での改革を進める。性と生殖の健康・権利(SRHR)を実現する。障がいや国籍などで差別されない社会をつくる。- ・選択的夫婦別姓を可能とする民法改正をすみやかに実現する。
- ・同性婚を法制上可能とする。
- ・DV被害を防ぐ見地から離婚後共同親権について見直しを進める。
- ・緊急避妊薬のOTC化や不妊治療の保険適用拡大、包括的性教育の推進など、性と生殖の健康・権利(SRHR)を実現する。
- ・包括的差別禁止法を制定し独立した人権救済機関を創設する。
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06
- 現実的な外交・安全保障
- 外交・安保
一人ひとりの国民の命とくらしを守り抜くため、外交と安全保障は車の両輪だ。
外交政策を通じて、戦争を未然に防ぐという政治の最大の役割を果たすとともに、グローバル化の進む国際社会で、経済的・社会的パートナー関係を地球の隅々まで張り巡らせる。日米同盟を基軸に置きながら、日本を取り巻く国々との対話外交を試みる。特に、関係が悪化している場合にこそ外交チャンネルを粘り強く模索し、国益の最大化を図る。
日米安全保障体制を基盤としつつ、「自分の国は自分で守る」という専守防衛の基本に立ち返り日米で連携しつつ、島国である我が国の特性と周辺地域の国際環境を踏まえ、地に足を着けて防衛力の実効性を高める。
警察官、消防士そして自衛官など国民の命を守る最後の砦は「人」だ。特に自衛官は定員割れが常態化し志願者も急減している。その処遇・待遇を底上げして現実的な防衛力の強化を目指す。- ・自由、民主主義、法の支配、基本的人権の尊重という普遍的価値に基づいた開かれた国際秩序の維持・強化を目指し、国際法の諸原則を基礎として国際的なルールづくりを主導するなど、積極的な平和創造外交を展開する。
- ・健全な日米同盟の一層の強化を進めるとともに、自衛隊員の処遇向上や、施設の改善、十分な装備の給付など、基礎的部分の環境を改善して、我が国自身の防衛力を強化する。
- ・沖縄県民の民意を踏まえ、辺野古新基地建設を含めた沖縄における基地のあり方や日米地位協定を見直すため、米国との交渉を開始する。
- ・核兵器禁止条約締結国会合へのオブザーバー参加を目指す。
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07
- 災害・危機に機能する政府
- 災害対応・危機管理
日本は、島国・地震の頻発という特性に加えて気候危機の影響もあり、毎年のように大規模な災害と被害に見舞われている。能登半島地震への対応に顕著なように、一人ひとりの国民の命とくらしを守る上で、政府による防災・災害対策の強化は急務である。「災害に強い国づくり」を国政の最重要課題に位置付け、被害を最小化するため、発災時に直ちに対応できる常設の即応体制の整備、専門人材の育成など、政府自身による恒常的な備えを抜本的に強化する。
官房長官直轄の「危機管理・防災局」を設置し、恒常的な防災・災害対応の点検強化を進めるとともに、地方自治体や関係省庁などとの日常的な連携体制を確かなものとする。東日本大震災時に官房長官として対応にあたった知見を活かし、これまでの被災体験の分析や、諸外国における取り組みなど新たな知見の習熟などを通じて、防災・災害対策モデルを常に更新していく。- ・官房長官直轄の強力な「危機管理・防災局」を設置し、戦略的で効果的な対策を推進するとともに、特に発災直後の初動についての国の責任を明確化する。
- ・初動・危機管理段階において必要な備蓄について、自治体の主体性を尊重しつつ、国の責任で充実を図る。
- ・病院船や洋上仮設住宅など、病院の被災や道路の寸断などに備えた初動体制を抜本的に拡充する。
- ・国際的なNGO等で策定された「スフィア基準」や女性の視点を踏まえて、避難所の質を大幅に向上させる。
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08
- 民主主義のアップデート
- 選挙・政治改革・行政改革
選挙制度や政治資金の取扱いという政治分野から、行政分野にいたるまで、閉ざされた「永田町の論理」や「霞ヶ関の論理」を超えて、国民・納税者の視点に立った改革を進める。「情報公開」という哲学を柱にすえて政治と行政の透明化を徹底し、国民が「知って評価できる」仕組みを確立する。
多様化する民意を幅広く反映させるため、投票率を引き上げ、死票を少なくする方向で選挙制度についての検討を進める。
表現の自由や学問の自由を確保することで、多様で活力ある市民社会と公共空間を創造する。- ・政治資金に関する透明性を徹底し国民による監視機能を強化するため、まずは少なくとも、国会議員関係政治団体における企業・団体献金と政治資金パーティーに関して、一円単位での公開を実現する。
- ・さらに、政治資金収支報告に関る罰則の強化を含めた適正の確保と公開性の拡大、「政策活動費」や調査研究広報滞在費(旧文通費)の透明化、政治資金に関する第三者機関の設置、さらには企業・団体による資金提供の禁止を視野に、他の政党や国民世論に向けた働きかけを粘り強く進める。
- ・民主主義の根幹をなす情報公開を一層推進するため、情報公開法とその前提となる公文書管理法を抜本的に強化して、透明な政治・行政を実現する。
- ・任命拒否された6名を日本学術会議会員に任命するとともに、学問の自由を守る見地から、学術会議の独立性と自律性を高めるための取り組みを進める。
経歴枝野HISTORY
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- 1964
- 昭和39年
栃木県宇都宮市に生まれる。祖父が「憲政の神様」尾崎行雄のファンだったため、同じ読みの「ゆきお」と命づけられる。幼い頃は病弱だったこともあり、運動が苦手で1人で本を読んでいるような子どもだった -
- 1976
- 昭和51年
小学6年の時、憧れの田中角栄元首相がロッキード事件で逮捕され、逆に「政治への道」に目覚める -
- 1978,79
- 昭和53,54年
中学2年生と3年生の時、NHKの全国合唱コンクールで2年連続全国優勝。ひそかに歌手を夢見ていたが、まさかの「紅白歌合戦の舞台で歌う」夢を実現 -
- 1983
- 昭和58年
東北大学に進学。宮城県に土地勘があったことが、官房長官として東日本大震災に直面した時の助けとなった -
- 1993
- 平成5年
日本新党の候補者公募に応じ、いわゆる落下傘候補として埼玉で立候補。街頭演説一本で「市民の常識が通じる政治」を訴え初当選する。この選挙で自民党が政権から転落、与党議員として政治家人生のスタートを切る -
- 1996
- 平成8年
国の判断の誤りで多くの血友病患者がHIVに感染して亡くなった「薬害エイズ問題」に、新人議員として奔走。国が誤りを認めるさまに「国民のために政治の力を使う」ことを実感する -
- 1996
- 平成8年
菅直人氏らが結党した民主党に参加。野党議員として「選挙で政権交代を目指す」道を歩み始める -
- 1997
- 平成9年
33歳で党政調会長(政策全体の最高責任者)に就任 -
- 1998
- 平成10年
金融再生法案の成立に向け、野党議員として法案づくりに参加。自民党に野党案を丸のみさせ「政策新人類」と呼ばれるようになる -
- 2005
- 平成17年
衆議院憲法調査会の会長代理として最終報告書を取りまとめる -
- 2009
- 平成21年
民主党政権が誕生。予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」の仕分け人リーダーとして活躍 -
- 2011
- 平成23年
史上最年少の46歳で官房長官に就任(現行制度下)。約2カ月後に東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が発生。不眠不休で働く姿に「枝野寝ろ」の声が飛ぶ。発災翌日に菅直人首相がヘリで現地に飛び、1人官邸に残された時、初めて「最高権力者が抱える責任の重さ」を実感させられる -
- 2015
- 平成27年
集団的自衛権の行使を容認した内閣の姿勢に反対すべく、安倍内閣への不信任決議案の趣旨説明で、1時間半を超える大演説を展開。ネット上に「枝野がんばれ」の声があふれる -
- 2017
- 平成29年
民進党(民主党から改名)の前原誠司代表が、小池百合子東京都知事が結党した新党「希望の党」に、党全体で合流する方針を打ち出すが「希望の党の理念は私の目指す社会と異なる」として合流を拒む。ネット上でわき起こった「枝野立て」の声に応える形で一人で「立憲民主党」を結党、20日後の総選挙で55議席を得て野党第1党となる -
- 2020
- 令和2年
国民民主党、社民党から多くの議員が合流し、新しい「立憲民主党」が結党。再び代表を務める -
- 2021
- 令和3年
総選挙で議席を減らし代表を辞任。一議員として全国を回り、様々な現場の声を聞く。 -
- 2024
- 令和6年
立憲民主党代表選挙に出馬表明
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- 寄付金の税制上の優遇措置について
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ご寄付を事務所で確認させていただきましたら、領収書を遅滞なく郵送させていただきます。
※ 控除書類は総務省の発行時期によって、申告に間に合わない場合がありますが、その際は領収書で代用できます。
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